(土浦市市民アンケートH18より)
表は土浦市が平成18年に行った市民アンケートである。「楽しめる趣味がある」、「買い物場所や医療施設が身近にある」、「気軽に話せる友人がいる」この3点が25%を越えており、高齢化が進む土浦市において、交流場所と買い物場所が必要とされていることがわかる。
図 500mメッシュ高齢化率と交流施設分布
図は土浦市を500mごとに区切り、その範囲の高齢化率を示したものである。青い点は土浦市内の公民館、集会所といった公共施設をプロットしたものである。この図から新治地区は高齢化率が高いということが読み取れが、公共施設は均等に分布していることがわかる。
図 500mメッシュ高齢化率とスーパー分布
図の緑色の点は、スーパーの分布をプロットしたものである。中心部には多く分布するものの、高齢化率の高い新治地区には分布していないことがわかる。
2つの図より高齢化率の高い地域に着目すると、交流施設(公民館・集会所)は市全体に均等に分布しているが、新治地区、神立地区ではスーパーが不足していることがわかる。
上記の背景より、土浦市における、高齢者の交流拠点、買い物場所を創出し、よりよい生活を提供するために、以下の2点を中心とした「たまり場プロジェクト」を実施する。
土浦市内の公共施設にたまり場を創設することにより、高齢者に交流の場を提供できるようになる。また、そのたまり場を利用して移動販売を行うことで、スーパーのない地域の高齢者の買い物の不便も解消することができる。この2つの提案により、高齢者によりよい生活を提供する。