社会工学学位プログラムの教育
社会工学学位プログラムでは、「社会現象の演繹的理解(社会システムサイクル)」と「データ解析による帰納的理解(データ解析サイクル)」を基礎とするバイサイクル型教育として、以下の5つの観点を重視しています。
理論や経験則に基づき社会現象を演繹的に理解する能力
データの分析に基づき社会現象を帰納的に理解する能力
社会現象の理解にもとづき社会を改革する制度を設計する能力
設計した制度にもとづき具体的な提言や社会実験を行う能力
社会実験や提言の結果を測定・評価し、1、2の社会現象理解を深化させる能力
修士(社会工学)のディプロマポリシー
修士レベルの達成が確認されると共に、筑波大学大学院学則に規定された要件を充足した上で、社会工学分野において優れたテーマの設定を行い、計画的に研究を遂行し、修士の学位に相応しい成果が得られ、相応しい体裁の学位請求論文にまとめられた方に修士(社会工学)を授与します。詳細は、「筑波スタンダード」をご覧ください。
2026年度 社会工学学位プログラム(博士前期課程)課程のカリキュラムポリシー
社会的知識、論理的思考力、各種の工学的スキルを基盤とする「問題解決能力」を育むため、以下の3つの柱からなる教育課程を編成しています。
基礎的な社会工学的基礎能力を涵養するため、専門基礎科目を提供しています。
そのうえで現象理解からモデル構築・データ解析の専門的な知識・能力を育むため、
- 資産・資源のデザイン:ファイナンス・最適化
- 空間・環境のデザイン:都市計画
- 組織・行動のデザイン:行動科学
の3つの分野と各分野相互の共通部分の科目として専門科目を提供します。
さらに、学生と教員が共有する物理的・仮想的研究資源である「社会工学コモンズ」を利用しながら、リサーチユニットなどの研究者集団による複眼的な指導が受けられる研究体制のもとで修士論文作成を行うことにより、基礎・専門双方の能力の定着を図ります。
学位プログラムの人材育成
博士前期課程では、
- 資産・資源のデザイン:ファイナンス・最適化
- 空間・環境のデザイン:都市計画
- 組織・行動のデザイン:行動科学
の「未来構想のための工学」としての3つの分野全般の知識を有し、少なくとも1つの分野で専門家と呼ぶにふさわしい工学的なスキルによる問題解決能力を持った、高度専門職業人・国際的スペシャリストを養成します
学位プログラムコンピテンス
本学位プログラムでの学修を通じ、学生の皆さんは以下のコンピテンスを修得します。
汎用コンピテンス
博士前期課程
- 知の活用力
- マネジメント能力
- コミュニケーション能力
- チームワーク力
- 国際性
専門コンピテンス
博士前期課程
| 研究力 | 社会工学分野における研究課題設定と研究計画を遂行するための基礎的な知識と能力 |
|---|---|
| 専門知識 | 社会工学分野における高度な専門知識と運用能力 |
| 倫理観 | 社会工学分野の高度専門職業人にふさわしい倫理観と倫理的知識 |
社会工学学位プログラムでは、専門的知識・能力として「『社会現象の演繹的理解(社会システムサイクル)』と『データ解析による帰納的理解(データ解析サイクル)』を基礎とするバイサイクル型教育指標」に基づく5つの教育指標(Find 社会現象理解・ Analyze データ解析・Plan 制度設計・Do 実験と提言・See 測定と評価)を設けています。
達成度評価(学修成果の評価)
達成度評価システムにより、修得すべきコンピテンスの達成状況を教員と確認しながら学修を進めます。
博士前期課程
- ・達成度評価を学期ごとに計4回実施する。「社会現象理解」「データ解析」「制度設計」「実験と提言」「測定と評価」それぞれの能力と、「資産・資源のデザイン」「空間・環境のデザイン」「組織・行動のデザイン」の各分野の知識が履修によってバランス良く身についたかも含め、修得すべきコンピテンスの達成状況を教員と確認しながら評価するものとなっている。
- ・修士基礎演習、修士特別演習、修士特別研究は、1年次秋学期末の研究計画発表会、2年次秋学期の中間発表会・最終審査会の3つの段階で審査・評価を受ける。
社会工学学位プログラムが求める人材
博士前期(修士)課程では、工学的基礎能力(数学あるいは論理的思考力)を有し、資産・資源のデザイン(ファイナンス・最適化)、空間・環境のデザイン(都市計画)、組織・行動のデザイン(行動科学)の3つの分野のうちいずれか1つに関する基礎的知識を備えた人材を求めます。
