基本構想Basic Concept
前提
土浦市では今後、人口減少に伴って様々な問題に直面することが予想される。 これまでのように、人口増加を前提として都市の成長と発展を目指すまちづくりを行うと、過度な自治体間競争や大きな財政負担が生じると考えられる。 人口増加という前提が成り立たなくなった今、まちづくりの方針を転換する必要がある。 これからのまちづくりでは将来的な人口減少を見据えて、人口規模に合わせた都市のコンパクト化により財政健全化や住民の利便性の維持・向上を図りつつ、住民の主体的な参加を促していくことで、そこに住まう人々が豊かに暮らしていけるように都市の成熟を目指していくべきである。

FUTURE of TSUCHIURA
基本構想
FUnding
支出の取捨選択や自立した財政基盤の構築により人口が減っても健全な財政を構築(=Funding)する。
TUrning
人口減少に合わせて、コンパクトで高密な都市構造へ転換(=Turning)させる。
RElating
行政主導で実施するサービスを住民主体で支え合う、人のつながり(=Relating)で補填する。その過程で地域愛着や住民同士のつながりを育む。

FU,TU、REの 3つの軸を基にまちづくりを進めることにより人口減少下でも住民の生活の質を維持・向上させ将来像 「人口が減っても笑顔が増えるまち」の実現を目指す。
地域別構想
新治地区「自然と調和する街」
新治地区は自然が豊かで、農業が盛んな地域である。住民の生活利便性を維持しつつ、地域資源を活かせるまちを目指す。
北部地区「医療とこどものまち」
北部地区の特徴である年少人口の多さと医療拠点を生かし、高齢者から子供まで安心して生活できるまちを目指す。
中央地区「にぎわいのあるまち」
中央地区は土浦市の中心として活気が求められる。居住誘導と住民主体のまちづくりにより活気を創出する。
南部地区「交流が盛んな住みよい街」
南部地区は広く住宅地が分布している地域である。都市機能の拡充により生活利便性の向上を図るとともに、多様な人々の交流を促すことにより住みよいまちを目指す。
