
背景

日本の原風景、新治

新治周辺の山資源
新治地区には小町山、宝篋山、朝日峠などの、名峰・筑波山へ至る、豊かな景観を構成する山々が存在します。しかし、新治地区では人口減少が進んでおり、このような資源が将来的に維持できなくなる可能性があります。
そこで、山という資源を繋げ、訪れる人の活動の選択肢の幅を広げて交流人口を増やし、資源の維持を目指すします。
提案 Moutain Link


山同士のネットワークの活用例として朝日峠を拠点とした交通網を提案します。この提案では、年間の観光客数、約270万人を誇る筑波山とのつながりに着目しました。 ハイシーズン中に筑波山へアクセスする際に車での混雑を避けたい人や小町の館から朝日峠、そして筑波山に登りたい人などを対象とします。図のような利用を想定しています。


図に示した、青い矢印が、シャトルバスの運行経路になります。シャトルバスの運行は、片道20分、1時間当たり1本、朝の10時から夕方の6時までとします。この運行時間は小町の館の営業時間に対応し、観光・活動の幅を広げることにつながります。バスの運行費用はおおよそ1日当たり7.6万円であり、観光需要の高い、春や秋、休日の運行とします。
効果
Mountain Linkの整備によって見込まれる効果として、つくば市にはハイシーズン時の混雑緩和、土浦市には認知度の向上、交流人口の増加などが挙げられます。