土浦駅西口エリアへ商業機能の集約を図り，将来の土浦市の商業の拠点とします．
このエリアの将来像は
「誰もがいきかい，賑わいをうむ商業エリア」です．
この区域を商業機能の拠点にする理由は，土浦駅からのアクセスに優れ，モール 505 の存在もあり従来から土浦の拠点となっていることです。加えて，アルカス土浦やプレイアトレによって再度中心市街地へ注目が集まっていることです．
しかし，現状では耐火建築物が少ないことや複数の駐車場が散見され，拠点にふさわしい土地利用とはいえません．
そこで，地区全体を一体的に開発できる市街地再開発事業を提案します．実施するにあたって，この区域で地区計画を策定します．
既述した将来像を達成するための区域の整備，開発及び整備の方針を決定します.
地区計画を定めることによって，市街地再開発事業を実施することが可能になります．加えて，再開発事業に伴い既存のモール 505 の駐車場の再編を行います．
土浦市はモール 505 の地権者，住民等現在この区域で活動を行なっている人々の合意形成して，行政，土浦第二CMA，モール 505 組合等をもとに市街地再開発組織を立ち上げます．
国土交通省のマニュアルをもとに,適用期間 50 年， 社会的割引率を 4％と設定し，費用と便益を算出しました．
その結果，再開発事業にかかる費用はおおよそ 117 億円，便益はおおよそ 185 億円となりました．
費用便益比は 1.55，純現在価値は 68 億円であるので，実現可能性が高いプロジェクトです．