全体構想

1.都市の将来像・コンセプト

本マスタープランは最終年度となる、20年後の2037年度における本市の将来の都市像を以下のように設定します。

Sharing City Tsuchiura


また、将来の都市像を実現するために、以下のコンセプトを設定します。

みんなで助け合い、みんなでつくるまち


市民の共感に基づく「シェア」をまちの新しいインフラとして浸透させることによって実現する都市であり、まちの課題解決と新しい価値の提供を2036年に向けて目指していくものです。この概念は従来のまちづくりにおいて目指されてきた空間の共有だけでなく、モノやヒト、スキル、時間をも共有することを指しており、実現においては市民がともに助け合い、ともにつくってゆくことが不可欠です。

以上を踏まえ、市民ひとりひとりの助け合いとつながりによる持続可能で魅力的な
「これからのまちづくり」に向けた提案を行います。

2.目標将来人口

コーホート要因法を用いて、土浦市の5年ごとの将来人口を算出しました。2015年以降人口は減少傾向にあり、20年後の2035年には現在の人口から18000人減の127000人になると推計されています。「シェア」を用いることで人口の自然増減と社会増減の両方を将来の水準よりも増加させることにより、人口減少社会において人口減少率を抑えます。
以上より、土浦市の20年後の目標将来人口を135000人と設定します。


図2.1 将来推計人口と目標将来人口