エネまちのビジョン
私たちのこの提案が、実際に土浦にどのように効果をもたらすのかを、時系列的に考え、まとめた。
短期的ビジョン
私たちの今回の発表は、この短期的ビジョンの1部にあたる。実験的にモデル地域を設定し、そこに様々な主体がかかわり合いながらエネルギーを生み出す取り組みを行う過程で、地域コミュニティや、環境への理解など、エネルギー意外の付加価値も得ることができる。そして、それが収益面的に、もしくは実際に活動を行った人々にとって成功と見なされたときに、それを他の地域、土浦全体で普及することができる。
中期的ビジョン
短期的ビジョンで述べた通り、実験的に行うモデル地域での取り組みを普及することによって、なるべく多くの人に、エネまちの地域資源活用の取り組みに関わってもらう。そして、そこで満足していただき、さらにそれを広めてもらう。その流れから、市全体でこの取り組みが取り上げられるようになる。
長期的ビジョン
土浦で取り組みが広がることで、都市そのものが環境都市として生まれ変わる。それはエネルギータウン土浦として、市民の生活に還元する(詳しくは次項)のはもちろんのこと、土浦は環境都市の先駆けとして、日本にアピールできる。
エネまちのビジョン
前項で私たちの地域資源(ヒト、モノ)が関わりあって、新たなものをつくりだすというコンセプトのもと行われるエネまちの成功は、市民生活還元されると述べたが、その具体的なところを以下に産業部門ごとにまとめた。
農業
耕作放棄値の活用や、地域住民に農業に関わる機会を農業従事者の増加による農業従事者の増加が考えられる。
教育
子供の農業体験、環境教育により、環境意識の高い都市が生まれる。
防災
災害時の燃料を生み出せ、その過程で生まれたコミュニティも災害時に活きる。
交通
バイオディーゼルエンジン燃料により、バス燃料のエコ化、低コスト化を行う

まとめ
今回の私たちのエコまちは、あくまでコンセプトの1つを特化させた案であり、これによって土浦の生活を総合的に快適にすることはできない。私たちの残りの2つのコンセプト、各世代にとって快適で、安心・安全な生活空間を形成する?諸機能を近接させ、都市の持続性を向上させるが加わり、互いに補完し合うことで、マスタープランと呼べる総合的な都市計画が完成する。しかしながら、私たちの発表したエコまちは、部分的ではあるが、土浦市の今後のまちづくり、市民の生活の充実のために非常に重要性が高い。そのため、今回はそこにしぼって、提案を行った。