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具体的モデルの提示

今回私たちは、地域資源の実際の活用法として、小規模のモデル地区を設定し、そこから私たちの活用の提案は採算がとれ、効率的に行えるかを検証しました。  小規模のモデル地区を設定するメリットとしては

1 経済的な予測が比較的簡単に行える
2 モデル地区として、他の地域、土浦全体に普及できるかどうかの判断材料になる

の2点があります。このようにモデル地区の設定することによって、その成功が土浦全体に普及することで、モデル地区という魅力を認識させ、環境意識を向上させることができます。

1 学校周辺の耕作放棄地活用

具体的なモデル地域として、1つめにこの学校周辺の耕作放棄地を活用した取り組みを提案する。この取り組みでは、耕作放棄地をNPO法人が管理サポート※することによって、付近の小学校が学校農園として活用できる環境を整備し、それによって学童が農業体験を行う。今回モデルに定めたのは、土浦市の都和南小学校で、NPO法人は私たちがヒアリングを行った「よかっぺいばらき」という団体にする。この小学校において、学童に小麦、ソバ、エリアンサスを育ててもらい、学校教育として活用しながらも、エネルギー燃料の生産としても機能している。この活動の模式図は次の図に示すようなものである。

2 おおつ野地域における廃油活用

廃棄物の活用モデルに関して、おおつ野ヒルズでの廃油の活用を考える。仕組みとしては、家庭から出る廃油を市が回収、BDF製造業者へと委託、製造されたBDFを市が買い取り公共交通へと使用、という流れである。このようなモデルを考えた理由としては、まずニュータウンであるため集積した廃油回収が可能であること、公共交通という回収による直接のメリットをその地域に与えることで回収の意欲を向上できることが期待されるためである。

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