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第2章 基本計画

  • 基本理念
  • 将来都市像
  • 地域別将来像

  • 基本理念

      将来人口予測から土浦市においても高齢社会への対応は重要な課題であるといえる。
      また、つくば市が近年若者のまちとして商業都市の機能を持ち始めており、土浦市も新たな魅力を創出したいと考えた。そこで成熟した都市として誰もが住みやすいまちを目指し、その中でも「大人のまち」をコンセプトに掲げる。これは特に壮年者から高齢者といった年代の市民が住みやすいまちになるよう、まちづくりを展開することを意味する。
      つくば市とターゲットの年齢層に差をつけることによって両市の共存・補完を図る。(図2-1




    将来都市像

    基本理念をもとに将来都市像を以下のように設定する

     ・大人を豊かな老後生活へナビゲーションし
     ・若者を次世代で活躍できる大人へナビゲーションし
     ・楽しい暮らしへナビゲーションする







    地域別将来像

    【中心市街地】
      地価の下落により、マンションの建設が進み、人口の増加が予想される。人口増加を考慮して公共施設の整備が求められるはずである。特に中心市街地内の高齢化が進むことを考慮すると、介護施設等の高齢者向けの施設の建設が求められるだろう。そこで療養型医療施設を川口運動公園跡地(予定)に建設する。

      川口運動公園跡地は介護施設の建設とともに親水公園の整備を同時に行い、市民の憩いの場とする。これにより新たなレクリエーション拠点の創出を目指す。

      しかし、高齢者はみな介護が必要と言うわけではない。介護を必要としない「元気高齢者」も今後増加する事が予想される。そのような方が豊かな老後生活を送れるような環境の整備が求められる。そこで中心の活性を見込んだ地域活性化バス「キララちゃん」の他に、地域住民のニーズ(公共施設、公園、介護施設等)に対応したコミュニティバス(ツワワさん)を運行する。以上の計画を「大人美モール」(重点整備計画@)としてまとめて、一帯の整備を目指す。

      また若者の教育と地域活性を目指し、若者が産業や福祉に積極的に参加できるような環境を整備する。これには若者を次世代で活躍できる大人へ導くとともに、土浦に愛着を持って長く居住してもらう事をねらいとする。この計画を「教育と地域の活性」(重点整備計画A)とする。



    【荒川沖地域】
      この地域には清掃センターの余熱を利用した複合施設「ながみね」や乙戸沼公園等の公共施設が存在している。しかしいずれも市街地からは遠く、充分な利用状況とはいえない。住民からもキララちゃんのようなバスの運行を願う声がある。そこでそれらの施設を循環するコミュニティバス(アララくん)の運行を目指す。


    【神立地域】
      神立駅周辺地区の整備については北部の拠点として、かすみがうら市と連携して整備を行う。

      ハス田を観光資源と位置付け、グリーンツーリズムやクラインガルテンの環境整備を行う。霞ヶ浦環境センターを霞ヶ浦の研究調査の場としてなく、グリーンツーリズムに参加する者同士の交流の場として活用する。


    【新治地域】
      この地域は豊富な農資源があるにも関わらず、働き手の高齢化が見込まれている。そこでこの地域にもグリーンツーリズムやクラインガルテンを整備する。神立地域とあわせてこの計画を「自然への招待」(重点整備計画B)とする。



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