3.基本計画


3−1.構想の拠点〜中心市街地〜


(1)選定理由

浦市を住みやすいまちにするにあたり、人と人の“わ”が必要不可欠であることは前述のとおりである。市内の多くの人が行きかう駅前は文化的な交流の中心になりうる可能性を秘めている。また、駅前に集中する生涯学習センターなどの施設と、近年の空洞化で発生した空き店舗などのストックを活かすことにより交流の機会と場をつくるのに最適と考えて駅前中心市街地を選定した。


(2)整備方針

在の商業中心の土地利用に加え、公共施設を重点的に配置する。公共施設の人が集まるという特徴を生かして、中心市街地の空洞化を防ぐとともに、それらの施設を結ぶ道を中心に、歩きやすいまちを目指す。

整備方針の背景としては、以下の3点がある。

  1. 商業的な魅力強化のみでは、現在の空洞化に歯止めを掛けるのは困難である。
  2. 既に県南生涯学習センターと総合福祉会館が駅前にあり、それらは駅前再開発の中心となっている。
  3. 本来、公共施設は市民が利用しやすい場にあるべきであるが、市役所をはじめ、現存の公共施設には車以外でのアクセスが困難な施設が多い。


(3)具体的施策

上のような現状をうけ、具体的な施策として次の4点を行う。



図7.中心市街地全体図


MASTER PLAN OF TSUCHIURA CITY