中心市街地における具体的施策1
市立図書館『サララ』リニューアル
<市立図書館の現状>
市立図書館は駅から徒歩20分(約1.7km)、最寄りのバス停から徒歩5分の場所(文京町)に立地し、利用者の多くは自動車で足を運んでいる。蔵書数は198,705冊あり、郷土資料をはじめ、紙芝居なども置かれている。図書館には土浦石岡地方社会教育センターが併設されており、工作室や研修室では、サークル活動や講習会などが行われている。
リニューアルの必要性としては、@規模的限界 A施設の老朽化 Bアクセスのしにくさ が挙げられる。
現在の土浦市立図書館
<図書館移転場所>
候補として、現川口運動公園敷地内(土浦駅東口より徒歩10分)が挙げられる。後に述べるが、駅前という好立地を生かすために川口運動公園を移転し、公共施設である図書館を配置する。
<跡地利用>
現在図書館がある場所の付近は、住宅地として利用されている。そこでこれからの高齢社会に対応し、また、現在の暮らしに近所づきあいをよみがえらせるためにも、跡地にはケア付き高齢者住宅を建てる。
<サララの機能>
生涯学習センター・総合福祉会館の2つが利用者に偏りがあるのに対し、新図書館サララでは本という世代を越えて利用される知の象徴を用いて、市民の憩いの場を生み出す。また、社会教育センターも共に移転し、工作室や和室など、市民の幅広いサークル活動に対応できる場を設ける。その他、新たに加える要素としては、湖岸の落ち着きを生かした美術館、少人数での利用が可能なミニシアター、おもちゃの図書館等を設ける。また、平日の閉館時間を延ばすことで、日中働く人にも利用できる施設を目指す。
サララの水辺空間イメージ
図8.新図書館サララの位置
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