あたし、身体活動ちゃん…いまあなたの後ろにいるの…
〜日常生活に潜む身体活動の影〜
班員 佐藤慧一 堀江真里子山本真結 岡本弘暉 河野裕美
赤西祐里奈 Rim Er-rbib
担当教官 吉野邦彦 教授
TA 岡部寛
研究の背景
平成26年3月に『つくば市スポーツ推進計画』が策定された.これは,それぞれのライフステージに応じたスポーツを推進し,スポーツを通じた市民の交流を重視することを基本的方針として現在進められている計画である.この計画では、スポーツを「運動競技だけでなく,余暇や健康などのために行われる身体活動,レクリエーション,野外活動及びキャンプ活動」を含むものとしており,すべての身体活動を想定している.
策定にあたり市が行った調査によると,約80%の市民,つまりほとんどの市民が運動不足を実感している(図1).
図 1.運動不足を感じている人の割合
しかし,つくば市には住民一人当たりに十分な運動施設が存在しており,『(仮称)つくば市スポーツ推進計画』のような施策も現在進められているため,市民が運動不足を感じている理由には環境以外のものがあるのではないかと考えた.また,この計画における「スポーツ」という言葉は広義なものであるため,市民が何を以て運動不足としているのかが明確でない.さらに運動に対する意識は生活習慣などによって様々であるため,その詳細な意識の違いについて調査する必要があると考えた.
目的と方法
それぞれのライフステージのみならず,ライフスタイルにも寄り添った運動欲求を満たすための具体的な施策を講じることを目的として,以下のフローチャートのもとに本研究を行う(図2).
図 2.フローチャート
まず,つくば市民が多く集まっていると考えられる場所を選定し,運動不足と感じている要因・運動に対する意識についてのアンケートを行うとともに,これに関すると思われることの研究を行っている筑波大学体育専門学群の教授にヒアリングを行った.
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