アンケート調査

QUESTIONARE SURVEY

目的:筑波大学の学生宿舎における交流の実態、宿舎空間の活用のされ方、宿舎での交流に対する意見の把握
対象:メカトロニクス機構学、日本の社会、高齢者福祉論、居住空間の住まいと設計、電気回路、臨床社会心理学等の受講者607人(うち、有効回答数350を得た)。

実施日:2015年6月3日~9日
実施方法:講義で配布
アンケート有効回答の回答者の属性は以下の通り。



有効回答数350のうち宿舎入居経験者は211人、未経験者は139人 宿舎入居未経験者139人には宿舎に入居しなかった理由を複数回答可能な形式で選択してもらいその先のアンケートには回答しなくてよいものとした。

0.宿舎に入居しなかった理由
   
自宅通学ができる距離に実家があるから5942.4%
宿舎の立地に不満があるから42%
宿舎の衛生面に不満があるから3223%
宿舎の入居費が高いから10.7%
宿舎の部屋が狭いから5338.1%
宿舎の規則が厳しそうだから53.6%
共有スペースを自分で管理したいから5841.7%
宿舎での対人関係に不安があるから117.9%
その他1611.5%

1.同じフロアで気軽に話せる人の数
それぞれのタイプにおける平均友人数はリビングキッチン型が2.3人、ユニット型が2.75人、廊下長い型が2.3人となる。これをフロア収容人数に対する友人の割合へと直すと順に23%、25%、8%と、廊下長い型が格段に少ないことがわかる。よってフロア内の人数が多くとも必ずしもより多くの人と友達になれるわけではないとわかる。

2.同じフロアの人と仲良くなるきっかけ リビングキッチン型における同じフロアの人と仲良くなるきっかけは「シャワー待ち」26%「調理中」27%となっている。これは、リビングキッチン型のリビングキッチンがシャワー室と隣接していることの影響が大きいためではないかと推察される。

3.同じフロアの人と会話をする主な場所

リビングキッチン型の住人は廊下26%、調理場35%と、廊下やその他の場所よりリビングキッチンで普段から会話していることがわかる。

4.同フロアの人との間で起きたトラブル 廊下長い型は、騒音トラブルがタイプ1,2と比べ10パーセントととくに高くなっている。これは中廊下型で廊下が一続きになってしまっていることに原因があると考えられる。

5.共有スペース使用方法 リビングキッチン型は「洗濯物」「物置」の割合が7%であるのと比べ、ユニット型及び廊下長い型は約20%と、非常に高くなっている。このことから、もっとよい共有スペースの使い方ができるのではないかと考えられる。
ページのトップへ戻る