さて、「つちかう」とはどのようなことをいうのでしょうか。 辞書によると、つちかうとは育て養うことです。
それはたとえば、農家が水をあげて木をつちかう。木もまた、果物を成らし農家に恵みを与えつちかう、と言ったようなことです。
このことから、木と農家はお互いを培ってきたといえます。
このような「互いに培う」という構造は、農家と果物と同様に、市民とまちの間にも存在します。市民は、そこで暮らし活動することでまちを培い、まちは、サービスや活動の場を与えることで市民をつちかう。このような関係のもと、街をつくってきました。
そして、街をよりよくするためには、この互いのつちかいを活発にしていくことが重要だと考えました。
このことから、今回私たちは『つちかうツチウラ』を構想として掲げ、ツチウラと市民がお互いをつちかう関係性を強化させていくことを目指します。
この構想では、まず、土浦市が今後も持続的にサービスを提供するための土台となる「まちの構造」を見直し、その上で土浦と市民が互いにつちかうような提案をしていきます。そしてこの関係性を維持していくことで良い街を形作っていきます。
なお下図は土浦と市民が互いをつちかうことでまちをよくしていく『つちかい構想』にて用いた分野を示したものです。つちかい構想ではこれらの分野を元に提案を行いました。