全体構想

本マスタープランは20年後となる2038年度における本市の将来の都市像を考え、 土浦市のテーマを以下のように考えた。



繋ぎたい「もの」

土浦市には多くの魅力が存在する。全国2位の広さの霞ヶ浦や、日本でも有数の規模で毎年多くの観光客を魅了する土浦花火大会。生産量日本一を誇るレンコンやサイクリストに親しまれるりんりんロードなど、多くの未来の土浦市に繋ぎたい「もの」がある。また、繋いでいかなければならない「もの」であるのではないだろうか。これらを将来の土浦に残せるようなまちづくりを目指す。

繋がりたい「ひと」

土浦市で生まれ育った人はもちろん、家族や友人、地域の人々。また土浦市で働いている人や土浦市に関わる全ての人々が土浦市を形作り、彩っている。その中でもっと関係を持ちたい人や、助けを求める人など、土浦市の中でもまだまだ繋がりたいと考えている人々が多くいる。そんな繋がりたい「ひと」と「ひと」が結びつきやすい土浦市を目指す。

つながりつちうら

これらの繋ぎたい「もの」と繋がりたい「ひと」が交わる場所こそが土浦市である。
土浦市という空間の中で、歴史という時間の繋がりと人々の心の繋がりを生み出すことを考え、このマスタープランを提案する。

重点計画

私たちの班では、土浦市を5つの地区に分けてそれぞれ地区ごとの構想を考えた。重点計画は以下の通りである。
【新治地区】
多様な自然を生かし、人々が足を運びたくなり、繋がり を生み出す地区を目指す。
【神立・おおつ野地区】
土浦協同病院を軸として、医療を繋ぐ中心としての地区を目指す。
【中心地区】
衰退している商店街を再活用し、活気のある中心地を未来に繋ぐことを目指す。
【霞ヶ浦周辺地区】
人々の憩いの場となるような水辺空間を創出し、人と水 辺の繋がりをもたらす地区を目指す。
【荒川沖地区】
魅力的な住宅地として、住むだけでなく暮らしやすくなるように住民同士が繋がれる地区を目指す。


分野別構想

私たちの班では、市民の生活を支える分野として、以下の12個に分けた。市民協働・福祉・工業・商業・防災・財政・防犯・交通・教育・農業・環境・観光である。これらの分野が相互に関わり合い、土浦市の魅力や特徴を出せることを目標とする。