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    目標都市像

    分野別方針


    図1:分野別方針

    「景観・土地利用」
    ・地域資源との『関わり』を生む適切な土地利用
    霞ヶ浦,桜川,水田・蓮田などの多様な農地,土浦市が誇る豊かな地域資源を生かすための整備を行うことで,市民が能動的に「関わる」機会を増やすことにつながり,これによって市民に土浦市の地域資源の価値を認識してもらう.
    「都市施設」
    ・市民の活発な『関わり』の場
    まちをつくる主体であり,同時にまちを構成する重要な要素でもある市民同士がより「関わる」場が必要である.そこで,人が集まる場所の整備,人口が減少している地域に人を呼び込むことで,新たな「関わり」の創出とその発展を目指す.
    「道路・交通」
    ・『関わり』をつなぐ快適な道路整備
    道路交通については景観・土地利用,都市施設により生まれる「関わり」を円滑に繋ぐ,即ち都市計画における土台となる部分を担う.

    地区別方針
    地区別方針では,住民が日常生活の中で生活圏として実感できる上で,同じような性質を持つような範囲をそれぞれの地区として捉え,その地区の性質に適した「関わり」を有する,一体感のある地区作りの方針を示すことが必要となる.


    図2:地区区分及び目標都市像

     住宅と商業施設が混在している土浦の都心部とも言える 一・二・四中地区を「中央地区」,団地を含めた住宅が多く存在し,市の南部であるために東京や他地域への良好な アクセスを有している三・六中地区を「南部地区」,住宅の他にも工業団地が存在し,おおつ野ヒルズが発展していくことによって今後の市を支える屋台骨としての役割が期待される都和・五中地区を,「北部地区」と設定する.
     これに加えて,合併して新たに土浦市となった旧新治村については特有の歴史を持ち,独自の一体的なコミュニティを形成していることから一つの地域生活圏として位置づけた上で,「新治地区」とし,市内全域において4つの地域生活圏を設定する

    補完計画:交通

     景観・土地利用,都市施設によって生まれる関わりをつなぐための提案として,以下3つの整備を市全体で進めていくことで,市民の「出かけたい」という思いをサポートする.

    〇シェアドスペース:
     シェアドスペースは,道路沿いの標識を撤去し,道路上に速度を抑制するようなペイントをすることによって,自動車のドライバーに運転への集中を促す道路デザインである.  比較的道幅が狭く,歩行者・自転車・自動車が混在する道路を対象に整備を進めていく.メリットとしては,運転手が運転に集中することによる事故の減少があげられる.また,歩道の整備よりも安価で整備することができるため,導入しやすいという点も大きなメリットである.


    図3:シェアドスペース整備図

    〇自転車レーンの整備
     現在の土浦市は,歩道や自転車レーンの整備についても不十分な箇所が多く存在し,これは市民満足度調査[9]においても,整備を求める声が上がっている.そこで,自動車の速度が高くなりがちな国道・主要地方道では,自転車レーンを整備し歩車の分離を図ることで,歩行者にとっての安全性を高める.

    〇慢性的混雑道路の改善
     現在土浦市では常に混雑状態(混雑度1.75以上)である道路があり,市民が快適に移動するためには,それらを含む周辺の道路の改善が必要となる.そこで,道路の拡幅や新規道路の敷設によってスムーズな交通網の整備を図る.

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