川辺晃大(班長)、和田桃乃、志田雄毅、鈴木良介、新内すずみ、冨尾祐作、本江亮遼
藤本宣
谷口綾子
社会的ジレンマとは、個人的・短期的なメリットのある行動を優先することによって、 社会的・長期的にはデメリットが増大することをいう。 自動車問題におきかえると、自家用車を所有し自由に利用できることは、移動が楽で、便利である。 一方で、社会全体の自動車の台数・利用が増加することによって、 交通事故の増加、人々の不健康化、環境負荷の増大などが引き起こされる。
自動車問題に関する社会的ジレンマの対策として現在カーシェアリングが注目されている。 欧米を中心に日本でも導入されているカーシェアリングシステムは、 民間企業が車両と駐車場を用意し、˙複数の会員で車を共有する仕組みになっている。 一般的なカーシェアリングでは、会員が年会費または月会費と、 利用距離、利用時間に費用がかかるシステムが採用されている。 この料金システムにより、カーシェア会員の車利用が 走行距離、利用時間の両面で最適化されることが期待できる。 加えて筑波大生・教職員を主なターゲットに据えて運営されている 「カーシェア・つくば」を取り上げることで、その加入者の増加を目的とし、 筑波大生・教職員に内在する自動車における社会的ジレンマの解決を実習の基本方針とした。
PRツールである既存チラシを改善する上で より心を動かし得るチラシの作成のため事前調査を実施した。 既存チラシによって見た人が受けた印象を分析し 追加して持ち込んで欲しい情報が何かなども調査し 新チラシの作成に反映した。
つくば市には筑波大学中心にカーシェアリングを普及をすることをどう考えているのか、どう関わっていくつもりかなどをヒアリングした。また、「カーシェア・つくば」の運営会社である株式会社upr(左の写真の方々)には、本実習を進める上で、様々な面でのアドバイスを頂いた。
現在ステーションのある地点以外に新ステーションを設置した場合、どれほどの需要があるのかという需要調査を、アンケート結果をもとにBI法を参考にし予測した。
事前調査をもとに作成した新チラシが、既存のチラシと比較して改善ができたかを実証調査した。