第3章 結論
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まじわり班は「22時40分以降につくばセンターからつくば号への乗車を可能にすること」を目標に掲げ、様々な調査を行ってきた。
まず、実態調査では、
「つくばセンター到着時点で22時40分以降につくば号に乗客を乗せるだけの十分なキャパシティがあるか否か」
を調査した。結果として、つくばセンター到着時点でつくば号に十分な空席があり、キャパシティオーバーとなる可能性は少ないことが確認できた。
次に、「提案するつくば号の十分な需要が期待できるか」を調査するためにアンケート調査、そしてアンケート結果の集計・分析を行った。その結果、筑波大生の中での需要を49人と推計することができ、十分な需要があるということが言えた。この結果は関東鉄道に提案する際の有力な情報となった。アンケート調査の過程で、提案するつくば号に影響を与えている要因や需要増加の条件のデータも把握できたため、実際に実施をするときの参考になるだろう。
そして、「提案するつくば号と似たような先行事例があれば実現するにあたって有力な情報となる」と考え、他事例及び制度の調査を行った。結果として、仙台と山形を繋ぐ、山交バスという提案するつくば号と非常に似通った先行事例を発見した。山交バスという事例があるということは、このような高速バスの運行は十分可能であると理解できる。
最後に、「つくば号のヒアリング調査をするとともに、調査結果を元にした提案をさせて頂く」ために関東鉄道様を訪問した。提案した結果、以下のようなご回答を関東鉄道様より頂けた。
「提案して頂いたつくば号の実施を関東鉄道から前向きに検討する」
結論として、私たちの目標は多いに達成の可能性があると言えるのではないだろうか。今後は関東鉄道様のご意向次第となってしまうが、つくば号の今後の展開から目が離せない。
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