既存研究1~2011年度都市計画実習防災班より~

写真 2011 年の都市計画実習における防災班のアンケート 結果(左図)から、震災時に多くの筑波大生が震災後の不便な生活 に対処する方法や地震時に取るべきベストな行動について 知りたがっていたことが分かった。このことから、学生が 前もってこうした情報を知っていれば震災時により適切な 行動が促されるのではないかと考えた。


既存研究2~2012年度筑波大学理工学群社会工学類卒業論文より~

この研究では、津波ハザードマップの情報における理解の程度が避難行動意向に影響をもたらすことを指摘している。 このことから地震に関する「知識」と震災時の行動に関連があるのではないか推測した。

既存研究3~河川洪水時の避難行動における洪水経験の影響構造に関する研究より~

またこの研究からは「洪水」の被害経験が避難行動の意思決定に影響をもたらすことを明らかにしている。 この研究では津波に関する伝承と意思決定プロセスに関する分析も行われている。 「洪水」においても被災経験が避難行動と深く関係していることから、被害経験と行動に関連があり伝承と 行動の分析を行っていたことから、「地震」においても経験(震災)・事前対策が地震時行動と関連があるのではないかと考えた。