第2章 調査

2-1-2 1次アンケート調査

■調査概要■

調査日:5/12, 13
対象者:1年生「フレッシュマンセミナー」(46人)
各サークル(65人)
対象者数:111名(有効回答109名)
アンケート方法:集合調査

・調査目的:バス利用者のバス停設備に関するニーズ等の把握
・調査内容:バスの利用に対する満足度、バスの利用状況・目的、バス停の利用環境、 バス停に対するイメージ、その他自由回答

 

 1次アンケート調査は、筑波大学の学生を対象とし、合計111名からとった。 その中で得られた有効回答は109名分であった。 このアンケートでは主に「バスの利用に対する満足度」 「バスの利用状況・目的」「バス停の利用環境」「バス停に対するイメージ」を聞いた。 そこで、まず初めに、1次アンケート調査全体の考察を行い、 さらにその詳細な調査結果を上記の4つの項目に関して、グラフを用いてまとめる。

■1次アンケート調査全体の考察■

 この1次アンケート調査では、学内循環バスの利用者の大半が 定時性などのバスのシステムに関して多くの不満や問題を感じているという事が分かった。 また、雨がしのげない、夜間バス停が暗い、自転車と接触しそうになったなどの バス停の設備や周辺環境関しての問題も挙げられた。 さらに、バス停のイメージ調査によりバス停に対して多くの人が 良いイメージを持っていないという事も判明した。 これらの調査結果により、既存の学内循環バスには、やはり改善すべき点が多々あると言う事が分かった。

■バスの利用に対する満足度■

図2-9

図2-9

 利用者のバスの利用に関する満足度を調べるために図のような5つの項目を聞いた。 その結果「乗り降りのし易さ」「運賃のわかり易さ」「行き先の分かりやすさ」は 半数以上の人が満足しているものの、それ以外は半数以上の人が満足していないという結果がわかった。

■バスの利用状況・目的■

図2-10

図2-10

 バス停の利用状況・目的に関しては図の8項目について聞いた。 結果、上の4つの項目は半数以上の人が必要と感じているという結果がわかった。 ただしここで注意が必要な事として、 このアンケートの対象がつくば市に在住している筑波大生が多い事・対象者が男の方が多い事から、 通勤通学・夜遅くなった時のバス利用については正確なデータとはいえない可能性が高い。

 

■バス停の利用環境(経験の有無)■

図2-11

図2-11

 バス停の利用環境として、利用者に図のような7つの項目を経験した事があるかを聞いた。 その結果「雨がしのげない」「バスの乗り間違い」は半数以上の人、 「目的地へ行くのに苦労」「自転車との危険」「夜間の不安」は 約4分の1の人が経験している事がわかった。 また、バス停に関する質問であったのだが、勘違いした人が多く、 バスの定時性に対する不満が依然多くあげられた。

 

■バス停に対するイメージ・調査結果■

図2-12

図2-12

 バス停に対するイメージに関しては図の8項目について、 点数が大きいほど悪いイメージとして聞いた。 全体的に見た結果、あまり良くないイメージの方が多い事がわかる。 その中でも、「不潔」、「ださい」等は特に高い割合となっている。 この事から、バスという公共施設でありながら、 マイナスイメージが突出しているのは致命的な問題だと考えられる。

■自由回答記述■

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