4.一学における調査

4.1.交通量調査

5/24(木)の朝8:25〜8:50と、昼11:25〜12:15に一学の交通量を計測した。 ペデ上の4点で方向別・移動手段別に交通量の計測を一分単位で行い、一学ペデ上の交通の流れを見る。

図7より、交通量は昼の11:30前後が最も多いと分かる。表1より、朝は、3学方向へ向かう自転車が多いと言える。 図2より、昼は自転車が減り、歩行者が増える。会館方向も多い。ゾーン3は狭い幅員に対し、交通量が多い。





4.2.駐輪調査

4.2.1.文献による駐輪幅

自転車道等の設計基準解説(日本道路協会 昭和49年)より


しかし、実際は文献による基本駐輪間隔を大きく下回っている。少しの隙間でも間に詰め込んで駐輪してしまうといった状況だ。 これにより、自転車の取り出しに不自由が生じるなどの問題が発生している。




4.2.2.適切な駐輪幅の検証

駐輪容量が足りているか判断する上で、駐輪自転車一台あたり占有する横幅は何cmか検証することにした。 その際に、考慮するポイントとして取り出しに不自由がないなどの快適性を保ち、なおかつその上で最小の駐輪間隔にすることで、 できる限り駐輪容量を多くできるようにする。我々は、実際に60cm、50cm 、40cm、30cmという4つの駐輪幅をしてみて、 どの駐輪幅が最適か判断することにした。


以上にあげた判断ポイントより我々は、"取り出しに不自由がないなどの快適性を保つ"・ "最小の駐輪間隔にすることで、できる限り駐輪容量を多くできるようにする"という基準を この中で最も満たす駐輪幅50cmと定義するのが最適だと判断した。





4.2.3.駐輪場が足りているか調査

まず、各第一学群駐輪場を以下のように割りふった。



6/4(月)に駐輪台数の調査を行った。月曜日を選んだ理由としては先ほどあげた5月10日(木)から5月16日(水) までの1週間の交通量調査の結果より交通量が最も多かったのが、月曜日だったため、駐輪台数が最も多いのも月曜日 ではないかと推測したからである。計測時間は1〜6限の開始20分後と放課後で、9:00,10:30,12:35、14:05,15:35, 17:05,18:30の計7回である。駐輪スペースごとに正規駐輪と、迷惑駐輪の台数を計測し、駐輪容量と照らし合わせる作業も行った。 以下の図がその結果である。赤い線がボーダーラインの1131台である。


以上より、ピーク時には駐輪容量が足りないことが分かる。曜日別に見たものが以下の図8である。 やはり、月曜日だけ駐輪容量が足りていない。


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