現代社会において、私たちの日常生活は日々豊かになり、多様化する価値観の中、
一般市民の間で食の安全・安心に対する意識が大きく高まってきている。
そうした社会の流れは一般市民の間だけにとどまらず、
農林水産省を初めとする国立機関や各都道府県においても食に関して、
農業・流通の方針を見直そうとする動きが生まれてきている。
このような動きの中で、重要なキーワードとして取り上げられているのが「地産地消」である。
地産地消とは地元の生産物を地元で消費するという意味である。
地産地消が今の社会において重要視される理由として、
「生産者の顔が見えるという安心感」
「新鮮な食材を得られる」
「輸送距離の短縮による安全性の向上」
などが挙げられる。
また地産地消には食の安全・安心を確保する効果のほか、
近年問題視されている環境負荷を抑制する効果も期待できる。
輸送距離の短縮に伴うエネルギー消費の抑制、温暖化ガスの発生抑制などがそれである。
さらに茨城県においては霞ヶ浦周辺の地域的循環サイクルを活用することにより、その効果は大きくなる。
茨城県における地産地消の具体的効果はフードマイレージの減少、霞ヶ浦の水質汚濁改善などである。
このように地産地消には様々な効果が期待できる。
そこで私たちはこの地産地消のシステムをつくば市において実践することはできないかと考えた。
これをより身近なモデルとして考えていくため、その対象とするものを地場野菜に限定した。
よって、
地産地消を進めることを前提とし、地場野菜の普及方法を提案すること
を本実習の目的とする。
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