3.2. 4庁舎方式
〜つくば市庁舎トライアングル構想〜


3.2.4 比較1;庁舎の許容量



表3.2 各庁舎の許容量内訳                          単位:u  
忍耐力;スペースのゆとり度。1より小さければ、事務室面積が足りず、窮屈である。

●分析
それぞれ市の中枢機能をもたせる庁舎において事務室面積に最も大きな不足が生じた。
そして、忍耐力(各庁舎の事務室面積から必要事務室面積を割ったもの)を比べると、中枢
機能をもつ谷田部では現在よりも3割きつい状態になり、中枢機能が春日では現在よりも
5.7割きつい状態で業務を行わなければならないという結果になった。


比較2;総移動距離

1年間の各庁舎間の移動距離数
=他庁舎への最短距離×移動回数(3ヶ月分)×4×2(往復)

* 現状は364826km(1381.9km/日)

谷田部;
谷田部〜桜 :Y1=9.3×1561×2×4=116138.4
谷田部〜豊里:Y2=9.6×475×2×4=36480
谷田部〜春日:Y3=7.4×303×2×4=17937.6
桜〜豊里  :Y4=10×227×2×4=18160
桜〜春日  :Y5=3.4×16×2×4=435.2
豊里〜春日 :Y6=6.7×11×2×4=589.6

1年間の総移動距離数:Y1+Y2+Y3+Y4+Y5+Y6 =189740.8km→4.8割カット
1日の総移動距離数:718.7km

春日;
春日〜谷田部:Y1=7.4×1047×2×4=61982.4
春日〜桜  :Y2=3.4×1561×2×4=422459.2
春日〜豊里 :Y3=6.7×475×2×4=25460
谷田部〜桜 :Y4=9.3×244×2×4=181153.6
谷田部〜豊里:Y5=9.6×116×2×4=8908.8
桜〜豊里  :Y6=10×147×2×4=11760

1年間の総移動距離数:Y1+Y2+Y3+Y4+Y5+Y6=168724km→5.4割カット
1日の総移動距離数 : 639.1km

●分析
それぞれの提案の各庁舎間の総移動距離数を求め比較を行った。
結果として、双方とも現状よりも約5割カットできたが、春日
に中枢機能を持たせた場合の方が0.6割多くカットできた。



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