このように市民が参加することで、保全団体・行政の負担は軽減される。また、市民にとってみても保全・管理された里山を楽しむことができる。この循環が繰り返されることで、図の中のそれぞれの矢印が太くなり、強度なシステムになるといえる。 以上のことから、我々の考える「持続可能な里山管理システム」は下図17で表すことができる。
市民が、管理システムに参加することによって、今までうまくGive&Takeが行われてなかった 部分が修繕され、無理のない持続可能な循環がスムーズになされる。この循環が繰り返される ことにより、それぞれの結びつきが強まり、里山を巡るシステムがより強固なものとなりうる。 そうして里山はは半永久的に管理され維持され続ける。