土浦市の現況と今後の方向性

背景

土浦市の人口は、2000年代をピークに減少傾向にあり、財政状況も先が見通せない状態となっています。さらに、土浦市内の交通分担率は自動車に偏っているため、人々の健康やコンパクトな都市への悪影響が懸念されています。このような状況の中、人口や経済の衰退を緩やかにしつつ、土浦の資源をいかした価値のある都市にしようと考えました。

構想

そこで全体構想を、地域資源を活かし、市民が愛着をもてる、都市も人も健康になれる街、とします。

地区ごとでは、新治は恵みをもたらす里山の下で心地よく過ごす地域、北部は産業を維持するとともに健康増進の拠点となる地域、中部は歩いて暮らせる賑わいの中心となる地域 、南部は駅を中心としたコミュニティ空間のある地域を目指します。

健康とは

私たちが考える健康とは、WHOによる健康の定義である、肉体、精神、社会という3つの要素に加えて、都市の健康を加えた4つの観点からなります。 都市の健康とは、地区の拠点を活性化させることで、拠点に集約されたコンパクトな都市に誘導することを意味しています。