1. 背景 

土浦市は農業・工業・商業が発達し、また鉄道などの交通インフラも発達しており、住民アンケートでも住み心地について78%が住みよい・普通であると回答している(図1)。

図1
図1:土浦市の住み心地について
「平成23年度土浦市民満足度調査」より引用

 しかし私たちが現地調査したところ、土浦市ではシャッター商店街や霞ヶ浦、利用者の少ない交流ステーションなど土浦の資源や町が生かされていない印象を受けた。
 私たちはこの原因を、以前は商店街などを住民が訪れ交流(アイスブレイク※)が生まれていたのに対し、現在は自宅と学校や職場、郊外店で人の行き来が行われ、街中で交流(アイスブレイク)できていないからだと考えた。
図2
図2:交流イメージ

 
私たちは、1st Placeとして自宅を、2nd Placeとして学校や仕事場を、
そして3rd Place※※として憩い・交流空間を整備するための制度・環境整備を策定する。

※アイスブレイク
 人と人のわだかまりを解き、話し合うきっかけをつくるためのゲームやクイズ、運動など。
                                 (出典:日本ファシリテーション協会)

※※サードプレイス
  1.家と職場の中間点に存在する。2.「心のよりどころとして集う場所」とレイ・オルデンバーグ氏が提唱している。私たちは、土浦市におけるサードプレイスの定義を1.人付き合いがある場所。2.自分が落ち着ける場所と定義する。



    

2. 目指すべき都市像 

    
住民が積極的に
ヒト・モノ・コトと交流し
打ち解ける(アイスブレイクする)
土浦市

・・・をコンセプトとし、そのために必要な制度・環境整備を我々のマスタープランで策定する。