1)石丸電気店鋪拡大の変遷 1993年 電気館(本館) 建設 95年 テレビ館 建設 97年 パソコン館 建設 98年 ソフト館 建設 99年 修理館 建設この地域は行政により400坪以上の建物建設は禁止されているため、いくつかの建物に別れている。また、平家ということで従業員が少数ですむため、コスト削減につながっている。つくばという土地柄上、駐車スペースが問題となるが、出店当初約90台だった駐車場も現在では約500台と拡大されている。
2)石丸電気へのヒアリング
我々は石丸電気の実態を把握するために石丸電気へのヒアリングを行なった。
現在、「つくば電気街」という名称は定着しているが、この名は、石丸電気が1993年に進出してきて以来石丸電気がかかげたことにより定着したものである。また、石丸電気は電気街の核となっているため、他の電気店から協定を結ぶようオファーがあったそうであるが、石丸電気は電気店1つ1つが競争をすることにより、価格やサービス、品揃えといったものが向上し、電気街により多くの人が集まり発展してくので協定を結ぶことを望まなかった。また将来、国際会議場の完成や常磐新線の開通に伴い、今以上の集客が見込まれるため、照明館や、高齢化に対応した介護館あるいはリサイクル館といったものも考えていて、さらにつくば電気街と秋葉原電気街が1つのレールで結びついた巨大モールに発展していったらと考えているということだった。
・ 電気街の利用者による迷惑駐車 ・ 週末に急増する交通量によってひきおこされる渋滞、騒音 ・交通量増加による事故の不安(特に小さな子供をもつ母親に多い)以上、この3点に集約される。もともと電気街地域は住宅地として整備されたために、それほ どの交通量を想定していなかった。したがって、現状のような狭い道路での対応を余儀なくされ ている。