○小売店の環境行動の現状
・環境問題への取り組み:本業に関わるもの、従業員の支援、社会貢献活動等
・大規模店のような費用面で余裕のある小売店のみが環境問題に取り組んでいる。
○企業と消費者の関わり
・小売店と消費者との関わりはあまり密接なものではない。
・環境意識の高い消費者への戦略的な対応はあまりされておらず、比較的消費者から
ニーズのあるトレー回収やその他リサイクル品の回収をすることに留まる。
○小売店と環境情報
・周辺企業と環境に関する情報交換を行っている小売店は少なく、1店ごとの問題で捉えているところが多い
○企業・行政・消費者の役割分担のあり方
・小売店は環境問題に対する企業として社会的責任は十分感じているが、それが実際の現状となるとあまり果たされていない。
・個人経営型小売店はとにかく行政が何とかすべきだとしている。→リサイクル法施行によって対応がどう変化するか?
2 小売店は消費者を育て行こうという意識が薄い。
・環境問題の取り組み内容を積極的に公示する事は、消費者から売名行為として捕らえられる可能性があるという回答があった。
こうして内容のある取り組みをしていても、消費者が情報をほとんど把握しておらず、環境問題に対する意識を
向上させるといった意向があまりないと言える。