研究学園都市における消費者と小売店の環境配慮行動
第2章 環境配慮の運動の調査
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2-1 環境ホルモン物質
環境ホルモン物質は,1980年代後半からアメリカ・デンマーク・イギリスで
新たな観光問題として取り上げられ出した.最近では,人への影響に対する
研究が進められている.
○主な環境ホルモン物質
・ビスフェノールA(BPA):スチール缶の内張り
・ダイオキシン類:化学物質の合成過程,廃棄物の不完全燃焼により発生
・スチレンダイマー,スチレントリマー:ポリスチレン製の容器
・ノニフェノール:界面活性剤
2-2 エコショップ制度
エコショップ制度:茨城県及び各市町村が、消費者と地業者の連携のもと、
以下の認定項目の1つでも実施している百貨店、大規模小売店舗、スーパーマーケット、
コンビニエンスストアなどすべての小売店が対象として認定される。
茨城県は平成9年度よりエコショップ制度を導入しており,全国的に見て
先進的である.
エコショップ認定項目
環境に優しい商品の積極的販売 |
環境に優しい商品コーナーの設置 |
包装紙の簡素化や無包装の呼びかけなどの簡易包装の推進 |
レジ袋削減のための買い物かご持参の促進 |
取り扱い商品の修理等実施 |
広告チラシ等への再生紙の利用 |
空き缶の店頭回収の実施 |
空きビンの店頭回収の実施 |
紙パック容器の店頭回収の実施 |
トレイの店頭回収の実施 |
PETボトルの店頭回収の実施 |
その他ごみ減量化・リサイクル活動等環境に配慮した取り組みの実施 |
2-3 容器包装リサイクル法
「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」:平成12年完全施行
→容器包装廃棄物については、消費者が分別し排出していたものを市町村が分別収集し、
特定業者により再商品化が行われるという役割分担の下に、リサイクルが行わることになる。
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