魅力ある子供の遊び場を求めて
第3章 実態調査の実施と分析
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3-1 目的と地区選定の理由
○対象小学校
・つくば市二の宮小学校3・4年生(210人)
・つくば市作岡小学校3・4年生(84人)

○調査対象地区の基本データ

人口世帯数面積人口密度小学生人口小学生人口割合
二の宮627524562.552461人/km266510.6%
作岡349390016.01218人/km22597.4%

○調査対象設定理由
・児童館の有無
・研究学園都市と周辺地区
・面積、人口密度に大きな差がある地区

○調査対象地域の特性

・二の宮小学校区

住宅地は団地やアパートなどの集合住宅が多く、密集して存在している。公共的な子供の遊び場として総合公園である「洞峰公園」、地区公園の「二の宮公園」、街区公園が5ケ所存在しており、児童館も立地している。人口が集中しているものの、子供の遊び場は充実しており、住宅地の近隣に、言い換えれば子供達が行動できる範囲内に、遊び場が存在するという状況である。

・作岡小学校区

住宅地は広く学区内に分散しており、主要道路で各集落が結ばれている。子供の遊び場である公園は最も小さい規模である街区公園が4つほどしかなく、児童館も無い。森や田んぼなどの自然に囲まれている部分が多くを占めており、特に子供達の遊び場としての施設は住宅地の近辺には見当たらない状況となっている。


3-2 実施方法
○実施日:6月5日(午後1時〜3時)

○実施方法:アンケート用紙を配付し、教室で説明し、それに従って小学生に解答してもらった。アンケートは選択式と自由回答式の2種類用意した。

○実施内容
・二の宮小学校:3構成(生活実体、児童館、前日の遊びについて)
・作岡小学校:2構成(生活実体、前日の遊びについて)


3-3 実態調査の分析
○二の宮

・児童館での遊び相手

グラフより、児童館では圧倒的に友達と遊ぶことが多いことが分かる。

・遊んだ相手

グラフより、友達と遊んだのは児童館に行った子が行かなかった子の2倍以上いる。また、一人で遊んだ子は児童館に行かなかった子の方が多い。したがって、児童館に行くことで、友達と遊ぶ機会が多くなるといえる.

・遊んだ人数

グラフより、遊んだ相手人数に注目すると、1人と2人以上で傾向が違うことが分かる。1人では、児童館に行かなかった子が多く、2人以上は児童館に行った子が多い

・児童館に行く理由

グラフより、「友達が行くから」と答えた児童は全体の4分の1を越えている

・児童館に行く頻度

グラフより、少なくとも週に1回は行く児童は35.3%にのぼり、日常的な遊び場として児童館が選択されていることが分かる。

・児童館で使った遊具

グラフより、トランポリンが最も人気のある遊具である事が分かる。次いで、跳び箱、一輪車がよく使われている。

○作岡 ・屋内で使ってみたい遊具−作岡

グラフより、二の宮と同じくトランポリンの人気が高い。また、二の宮では人気のない卓球が作岡では3番目にきている。

○二の宮と作岡の比較

・遊んだ人数

グラフより、二の宮と作岡の差はあまりないが、作岡では比較的少人数で遊ぶことが多い傾向があるといえる。


3-4 実施方法
***内容***
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