提案1 | コンビニと警察との連絡を密にする. |
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提案2 | コンビニの店員が落とし物受付業務を行い,警察官が回収する. |
提案3 | コンビニ間のパトロールを強化する. |
提案4 | ハイテク交番をコンビニに設置する. |
提案5 | コンビニに伝言板を設置する. |
・提案1:コンビニに駆け込むより,近くの公衆電話や携帯電話でかけた方が速いのではないか.
・提案2:遺失物取り扱いに関する事務は遺失物法によって警察署長が処理すべきになっており,
また遺失物はトラブルが多くコンビニ店員にできるかどうか不安.
・提案3:つくば中央警察署は昼は約150人くらいだが,夜になると30人程度になるので,
現状では夜のパトロール強化は難しい.
警察側は我々の提案に対して好意的に聞いてくれたが,理想的なものが多く
現状では難しいということであった.また警察側の希望としては,
「現在ではコンビニに警官がいると何か事件があったのではないかと一般人は考えてしまうが,
将来的にはパトロールに来てくれているんだと考えて安心してもらえる」というのがあった.
○セブンイレブン・ジャパン本社広報室 山本さんの話
コンビニエンスストアー側からの考えを伺うために,電話によるヒアリング調査を行った.
・提案1:セブンイレブン全店にはレジの左側に電話が付いていて,そこからぼたん1つで
本部,110番,119番,その他につなぐことが出来る.また,北海道や仙台の一部の地域では,
PTAや教育委員会からの依頼でコンビニに「駆け込み寺」的な役割を付けているところがある.
・提案2:今のところ計画していない.
・提案3:警察にはコンビニへの巡回頻度を多くしてもらうようお願いしている.これはコンビニ
強盗などのコンビニ内犯罪を防ぐのが大きな目的である.
・提案4:今のところ計画していない.
・提案5:今のところ計画していない.
我々の提案に対して,セブンイレブン側は好意的に受け止めてくれた.しかし,我々の提案はお客様の声ということでセブンイレブン側に受け入れられ,本社側から詳しい話を聞くことができなかった.
○セブンイレブン・ジャパンつくば地区担当 佐藤さんの話
・提案1:茨城県稲敷郡東町の一部地域では,「駆け込み寺」的な役割を付けているところがある.しかし,実際に駆け込まれた時に,このような機能が働くかという問題もあり,また全店直営店ではないのでオーナーの協力が必要になってくる.
・提案2:問題点が多く,事実上無理.
・提案3:警察署の生活安全課とよく協議している.
・提案4:金銭的な問題と,スペース確保のため建物の構造を変えないとならない.店の周辺で事件が発生すると,犯人の特徴などFAXで送られ,防犯ビデオのテープを警察が借りに来ることがある.
・提案5:公共性のあるものなら良い.
○ファミリーマートJAS東上之島店 店長さんの話
東町のコンビニにおいて,「子どもを守る110番の家」という取り組みを調査した.これは困った人をかくまったり110番通報をしたりすることで,コンビニだけでなく通学路沿いや遊び場の近くの一般商店や家庭などもプレートを張って協力しているという.
JAS東上之島店でも設置について要請を受けたとき何ら問題なく受け入れ,ファミリーマート上層部からは何も言われていないという.長期的に見て,地域に密着した店づくりというのが,
店として安定していくものだろうとのこと.
○東小PTA会長 坂本源一さんの話
東町には5つの小学校があり,各校100件ずつを今年度は目標に設置をお願いしており,
ゆくゆくは稲敷郡のみならず茨城県全域に広めて行くそうである.
このような取り組みをしなければ,街中で困っている人にとって逃げ込む場所がないくらい,
昔ながらの互親的な地域づきあいが疎遠になってきたと言える.
(2)ハイテク交番の機能
・緊急ボタン・・・事件に巻き込まれたり目撃したとき,本部でブザーがなる.
・対話ボタン・・・テレビ電話を用いることで,直接警官に相談できる.
・地理案内・・・交番業務の7割近くを占める.半径1km以内にある30の建物の情報が登録されている.
・交通機関案内・・・周辺のバス,地下鉄,鉄道
・運転免許案内・・・運転免許の取得や書き換えについて
・落とし物拾い物案内・・・必要な手続きの案内のみで,拾得物は警官が直接受け付ける必要がある
・困り事案内・・・どこに連絡すべきかを案内
・災害時の避難場所案内
・職員採用案内