・提案1
コンビニと警察の2社間通信手段を更に拡充することで,両者の連絡や情報交換などを密にすることで,
コンビニが地域の安全拠点として役割を持っていけるのではないか.
・提案2
落とし物の受付は拾得物法もあり,また商店も落とし主と拾い主のトラブルなどのリスクを考えると
難色を示しており,実現は極めて難しいものである.
・提案3
パトロールのルート設定を行い,コンビニを積極的に経路に含めていくことが,実現可能である程度
効果の望める施策だと考える.また,定期的に警察官がコンビニを訪れるようになれば,
情報交換が密になり,店舗内や店舗周辺での犯罪発生の抑制に少なからず寄与すると考える.
・提案4
ハイテク交番の設置では,本体の設置・管理費用の負担などの財産権の設定などに問題が生じる.つくば市内
には93のコンビニにハイテク交番が設置されると,費用面や限られた人員での警官の対応など疑問を抱く.
そこで,桜地区や「くいだおれ」地区などに試験的に設置し,住民の対応や警察の体勢の問題を探る必要がある
と考える.また,「防犯機能」ではなくて,地理・交通案内をこなすような「交番的」機能をコンビニに持たせる
のも可能である.
・提案5
公共的な役割が果たしていけるのか疑問であり,「防犯」機能には寄与しないと考える.
・コンビニと警察の関係について
最終的に,両者の連携強化,パトロール方法の改善,ハイテク交番の試験的運用を提案し,このようにして
「監視の眼」が増やしていくことが,犯罪抑制への道を切り開いていくのではないかと考える.