コンビニおまわりさん〜都市施設としてのコンビニエンスストア〜
第1章 はじめに
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1-1 目的
我々は,身近な存在に位置するコンビニエンスストアに,都市施設として公共
的な役割を持たせることをメインテーマとして調査していくことにした.
一方,つくば市の犯罪数が増加傾向にあるが,交番の数は少なく,
立地的に十分機能していないように思われる.
以上をふまえて,
(1)学園地区のコンビニエンスストアの立地を活かして,周辺犯罪を防ぐ.
(2)都市防犯機能を向上させるために,コンビニエンスストアを利用する.
を目的とし,将来に向けて斬新な提案をしておこうと考えた.
1-2 概要
コンビニエンスストアは,そのほとんどが24時間営業していて,
ただ商品を売るのではなく,宅配サービスや公共料金の支払いなどといった
サービスをはじめとして,消費者のニーズに対応しようとしている.
このように,人々の生活と密着性が強いコンビニエンスストアを,防犯施設として
周辺犯罪を防ぐための安全拠点とする.
日本の安全神話が崩れつつある現状,警官数,交番数が少ない現状から,
身近にあるコンビニエンスストアに防犯的役割を取り入れ,人々に
安心感を与えるためにいくつか提案をしたい.
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