5.2評価結果

PREVIOUS>5.1評価の方法

第2・3回アンケートとヒアリングにより得られた評価は次の通りである。

1 ペデ・ハード面の改善
2 地域マップ
3 タウンメンバーシップカード「ツクツクカード」の導入
4 街づくり推進団体「つくつくグループ」の設立

1 ペデ・ハード面の改善

1-a ランドマークの設置

図5.2.1-a:ランドマーク設置について(n=108)
○考察
設置には65%の人が賛成とした。主な反対理由としては、

・無いほうがすっきりしていて良い
・美観効果が期待できない

などが挙げられた。
1-b 花壇の設置

図5.2.1-b:花壇設置について(n=108)
○考察
設置には87%の人が賛成とした。主な反対理由としては、

・緑が多いので今のままで十分
・整備にコストがかかる

などが挙げられた。
1-c. ワゴンショップ・ギャラリーの設置

図5.2.1-c:ワゴンショップ・ギャラリー設置について 
(n=108)
○考察
設置には65%の人が賛成とした。主な反対理由としては、

・汚れる・ゴミが増える
・Q'tやコンビニ等既存施設で十分
・ごみごみする

などが挙げられた。

○結論
アンケートよりいずれの案も賛成が60%を超える。反対意見を考慮しつつ、実行することで、歩行者の心理的距離短縮、街の魅力の向上に正の影響を与えることが期待できる。

2 地域マップ

○アンケート結果(第3回アンケートより)

図5.2.2:地域マップ活用について (n=70)

○結論
つくばセンター地区でのアンケートの結果、90%の人たちが活用すると答えた。
これにより、大多数の人が、センター地区の地図や情報に関心があり、クレオスクエア以外の回遊性を促すことが出来ると期待できる。

3 タウンメンバーシップカード「ツクツクカード」の導入

○アンケート結果(第3回アンケートより)

図5.2.3:メンバーシップカード利用について (n=125)
○考察
アンケートの結果、60%の人がツクツクカードを利用すると答え、実施に関して支持され
た。

○ヒアリング結果
またこの提案で、カードを運営することになる筑波都市整備からは「案のように運
営する際に、実現可否に関わるような大きな問題はない」という意見を頂いた。

○結論
市民側、運営側それぞれから、この提案の実現可能性が支持された。
提案における課題としては

・カード自体の魅力を維持するために、センター地区の多くの施設の協力を得る。
・カードのメリットを市民に認知させ、多くのメンバーを集めること。

が挙げられる。

4 街づくり推進団体「つくつくグループ」の設立


○アンケート結果(第2回アンケートより)

図5.2.4:ボランティア参加への関心について(n=167)
○考察
「現在参加している」「参加したいが参加していない」を足すと、約60%となった。この結果より、「つくつくグループ」の「市民参加」という部分の実現可能性が支持された。

○施設へのヒアリング結果
筑波都市整備
「街が活性化することは、自社にとってもよいことであるので、活動に対する協力はすること ができる」
つくば都市交通センター
「街にとって必要な活動であるので参加できる」

上記より、施設側の協力が得られる可能性が高いことが確認できた。

○結論
市民側、施設側それぞれから、「つくつくグループ」の実現可能性が支持された。

○提案における課題
・忙しくて活動に参加できないような人でも、気軽に活動できるように工夫することによって、多くの人が活動に参加できるようにする必要がある。
・センター地区の街の魅力向上のために、継続的に運営できるようにする必要がある。

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