現在のペデは、施設間距離が長く、歩行者を楽しませる刺激が無い場所が存在する。そのような場所が「心理的距離」を長く感じさせ、回遊性の妨げる一因となっている。ここでいう心理的距離とは、実際の距離に対する人々の意識的な感覚的な距離である。 | ![]() 図4.2-1:歩行者を楽しませる刺激の無い場所 |
米谷他(2002) 意識距離の短縮効果を有する歩行空間の創出に関する基礎的研究 |
本研究では意識距離の短縮効果を有する歩行空間の創出のための基礎段階として、地下通路環境と意識距離との関係について考究してきた。 以下に、本研究で得られた主要な成果を示す。 1.歩行環境の違いにより、意識距離が変化することを証明した。 2.「意識距離の法則」の構築により、実時間距離と意識距離との関係を明確化した。 3.地下通路環境の構成要素である「にぎやかさ」、「見るものの多さ」、「明るさ」、「多様性」の4項目が意識距離に大きく影響していることがわかった。 |
![]() 図4.2.1-1:ランドマーク設置前 |
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![]() 図4.2.1-2:ランドマーク設置後 |
![]() 図4.2.2-1:花回廊設置前 |
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![]() 図4.2.2-2:花回廊設置後 |
![]() 図4.2.3-1:ワゴンショップ・ギャラリー設置前 |
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![]() 図4.2.3-2:ワゴンショップ・ギャラリー設置後 |
![]() 図4.2.4:各具体案の配置 |