3.1交通量調査

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交通量計測法についての文献調査

文献 「歩行者の空間:理論とデザイン」
ジョン・J・フルーイン 長島正充訳.鹿島出版会,1974.
内容 パーソントリップ調査法やコードン調査法など、さまざまな調査法がある

今回の調査においては、それらの方法をそのまま活用することは出来なかったので、独自の計測方法を採用した。上記文献を参考に留意した点は以下の通りである。

・調査時間の違いによるサンプリング誤差を防ぐために、曜日、天候に注意する。
・1時間単位で集計する。ただし、測り始める時間、実測時間は統一させる。
・調査時間帯は、対象施設や店舗の開始時間を考慮して決める。

ペデ歩行者数調査

実施日 6月5日(日) 図3.1.1調査場所
図3.1.1:調査場所
天候 晴れ
時間 午前10時から午後8時 計10時間
場所 つくばセンター広場のペデ上
方法 つくばセンター広場の出入り口となるペデ上で観測。各時間帯において20分間観測し、それぞれを3倍して1時間あたりの交通量とし、それら10時間分を足し合わせた。

考察

・地点1は、郵便局方向に目立った施設は無いにも関わらず、収容力のある駐車場の隣接のためか、歩行者数は地点1と2、4ではあまり変わりなかった。

・地点3の歩行者数が多い。(クレオスクエア方向:約7,000人 つくばセンター広場方向:約6,000人)

・地点3の結果より、クレオスクエアの休日の来場者数(約6万人)のうち、ペデを利用する歩行者数(つくばセンター広場に向かう人)は、約10%であった。
つまり、クレオスクエアのみを目的とする人が多い。

・地点2,4の南北ペデに関しては、文化施設や限られた目的の施設の立地のためか、交通量は地点3の約半分であった。

図3.1.2:各方向の歩行者数

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