本研究の目的は、ある地区に対して適切な具体案を実施することで、地域経済活性化の可能性を探ることである。
具体的な場所として、センター地区を縦貫するペデ沿いを対象地域に選んだ。
図1.2:本研究の対象範囲
ペデが筑波研究学園都市の特徴であることと、ペデストリアンデッキ周辺には各種施設が存在することの二点が理由である。
さらに、今夏のTX開業により、センター地区の拠点性はますます高まることが予想される。
我々は、既存の施設が点在している現状に注目し、各施設間において連続的な空間を創出する必要性を認識した。
連続的な空間を創造するための手段として、回遊性の向上を目指した具体案を考案した。
従って、本研究の目的は次のように換言できる。
「つくばセンター周辺におけるペデストリアンデッキ沿いにおいて、連続的な空間を創造することによって、来街数増加の可能性を示すこと。それによって経済活性化を示す」
である。