・里山へのかかわり方と費用負担意志
図4:里山の関わり方と費用負担
図4は図3と同じく里山との関わり方と、里山を管理するための費用負担をする意志があるかをグラフにしたものである。
このグラフから言えることは、里山との関わり方が深くなればなるほど、多くの人が里山の費用負担をする意志が上がるということである。つまり、行政側や保全団体が市民にPRをすることによって、市民が里山の存在を知り、そこに足を運び関わり方が深くなるほど費用負担をしてくれる可能性が増えるのである。
以上のことから市民の実態と意向をまとめると
実態
・身近な存在の緑に受動的な楽しみを得られるような場所を欲しがっている。
・里山から楽しみを得るのみでその管理を行っているものはほとんどいない。
意向
・身近に自らが望むような緑があるならば、その管理の一部(作業参加や費用負担)を担っても良い。(なお、関わり方が深くなるほど費用負担意思は高まる傾向にある)
そしてこの市民の実態と意向を図に表すと図5のようになる。
それぞれのサイクルについて説明していきたい。