自治体におけるDX化は全国的なトレンドとなっており、その効果は市民の利便性向上だけでなく、人口減少が進む中で行政窓口での手続き削減やペーパーレス化などにも及び、自治体にとってのメリットも大きいと考えられます。現在土浦市ではつちまるキッズ、公式LINE、公共施設予約・案内システムなどといったオンラインサービスが提供されていますが、これらはそれぞれ異なるプラットフォーム上に存在しており市民は違うシステムを利用するたびアプリやウェブサイトに個別にアクセスし行き来する必要があります。また、自治体DX推進計画において地方公共団体が優先的にオンライン化を推進すべき手続きと指定された項目のうち土浦市でオンライン化されていないものが複数存在します。
さらなる行政手続きのオンライン化を図るとともにそれらを含むすべてのオンラインサービスを1つの場所で利用できるようなWebサイトの導入を提案します。株式会社オプティムが提供する自治体公式スーパーアプリを導入している佐賀市では、アプリ利用者は市民の1/3にとどまっています。これを受け、本提案ではアプリダウンロードの障壁が無いWebサイトをプラットフォームとして採用します。 このWebサイトで利用できるサービスは以下の通りです。
| 行政機能 | デジタル庁が提供する行政サービスのオンライン窓口であるマイナポータル |
|---|---|
| 子育て支援 | 保育園入園申し込み、一時保育申し込み、子育て情報発信 |
| 学校 | 給食費等支払い、欠席連絡 |
| 公共施設利用 | 公共施設予約、図書館利用カードのオンライン化・マイナンバーカード連携 |
| 病院 | 診察予約、オンライン診療、マイナ保険証、電子処方箋 |
| 防災 | マイナンバーカードを利用した避難所受付、避難指示や位置情報付のハザードマップ、災害情報、避難所の状況通報機能 |
| AIチャット | わからないことを気軽に相談 |
| 情報発信 | 市からの情報、イベント情報 |
| ゴミ出し | ゴミ出しカレンダー、リマインド通知、粗大ごみ予約 |
| 地域ポイント | オンライン申請や地域イベントの参加・健康活動などでポイントがたまる |
佐賀市へのヒアリングによって得た"市内の浸水状況マップの閲覧数がアプリ導入後42倍に増加した"という結果から、特に防災面で効果が期待されると考えられます。そこで本提案のWebサイト内に「現在地から最も近い避難場所が表示され、災害時スムーズな避難を促す即時避難マップ」を整備し、土浦市の"中心市街地の浸水リスクが高い"という課題にも対応します。以下のQRコードから、実際に即時避難マップを操作できます。 また、それ以外にも、ゴミ出しレンダー機能やAIチャット機能など生活に便利な機能も搭載し、市民が日常的に使いたいと思えるようなWebサイトを目指します。
図1:即時避難マップ
図2:即時避難マップQRコード