基本構想

基本構想
確かに存在しているはずなのに隠れてしまった街の魅力……私たち都市計画マスタープラン演習第2班では、そのような土浦の中でも「みえにくくなってしまった」モノ、コトに焦点を当てて計画を思案することで、土浦市ならではの、そして土浦市だからこそ必要だと思える施策・まちづくりが見えてくるのではないかと考え、本計画の策定に至った。
現在土浦市では、子育て世代の転出や少子高齢化に伴う生産人口の減少が大きな課題となっており、これによる土浦市の財政収支は、事実上のマイナスが続いている。このままでは、将来にわたって持続可能な土浦市の姿は見えてこないだろう。
そこで私たちは、住民の数……とりわけ生産人口の回復が土浦市の喫緊の課題であると考えた。
これらの課題を踏まえ、私たちは、土浦市が持つ隠れた魅力を発掘することで、子育て世代に魅力を感じてもらえる街とし、進学や就職で土浦を離れた人がまた戻ってきたくなったり、大人になって土浦のことを知った人が住みたくなったりする町にできるのではないかと考えた。
具体的には、「土浦を知ってもらう」「土浦をより魅力的にする」「土浦に住んでもらう」の3つのフェーズに計画を分け、それぞれの段階に合わせた事業を展開することで、課題解決を図る。