新治地区
自然あふれる体験型地区 EDUCATION&EXPERIENCE
新規就農者不足や空き家の増加といった課題を解決するため、空き家を活用したグリーンツーリズムを提案する。 グリーンツーリズムとは農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動のことである。 内容としては近隣農家との協力による農業体験、空き家を活用した宿泊施設での宿泊、 ハイキングやパラグライダーなどのアクティビティの体験、農産品を利用した食事の提供などが挙げられる。 具体的なプロジェクトとしては①耕作放棄地の再生と活用
②地区内に存在する空き家の改修による宿泊施設としての整備があげられる。
1つ目の耕作放棄地の活用については現在土浦市内にて取り組まれている農地バンク(茨城県農林振興公社)、 ヨリアイ農場の仕組みを活用することにより、耕作放棄地となっている農地を農業体験実施農家および新規就農者に貸し付けられるようにする。
2つ目の空き家の活用については、前述の空き家活用区域条例を利用し、街づくり会社に活用・運営を委託する。 それぞれの事業については国の実施している補助金を活用していく。 これらの事業による効果として、まず新治の特徴である農業、自然資源について知る機会の増加が考えられる。 これにより子供たちへ農業や自然環境について、実際の経験を踏まえた教育をすることができ、長期的に見たときの新規就農者の増加にも繋がると考えられる。 また様々な体験ができるようになるため、小町の館など、新治地区での交流人口の増加が考えられる。 また農家の新たな収入源、遊休資源の有効な利活用ともなりうる。
