土浦市の概要
土浦市は江戸時代より水陸交通の要所として栄え、明治時代には鉄道が開通して交通拠点として発展していった。昭和14年に海軍飛行予科練習部が設置されるなど、土浦は「海軍のまち」としても有名になり、海軍関係者や面会者のための料亭や遊郭その他休養施設が現在の桜町に集められ、終戦に至るまで海軍の町としての役割を担った。
1985年には国際科学技術博覧会(通称つくば万博)が現つくば市で開催され、土浦市でもインフラ整備が進んだ。しかし万博後、特にTX開通後、つくば駅周辺に人が集まっていくようになり、駅前のイトーヨーカドーも2013年に閉店してしまうなど土浦市は厳しい局面に立たされている。

市の特徴としては常磐線で土浦駅から東京駅まで約1時間、東北自動車道により東京まで約2時間と東京へのアクセスに優れ、霞ケ浦や筑波山など自然環境にも恵まれている。名産物としてはレンコンが有名であり、生産量は全国一位を誇る。
しかし、今後は人口減少及び少子高齢化の進行が予想されており、活力低下が心配される。
