• 人が輝くまち
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農業の太陽
―6次産業化―




課題


本市の農業は、筑波山麓の豊かな土壌や、霞ヶ浦の豊かな水源を活かしたものです。しかし、農業総産出額はこの20年間で30%減少し、経営工作面積も25%減少しています。また農業従事者の平均年齢は60歳と高齢化も深刻化しています。



提案


「土浦のハス」ブランド化




霞ヶ浦湖畔ではレンコン栽培が盛んです。本市のレンコン出荷数は全国1位を誇っており、レンコンサブレやレンコン麺、酢ハスなどの特産品があります。レンコンは土浦を象徴するものであるといえます。しかしレンコンの持つ価値は根だけにとどまりません。茎から取れる繊維でつくる服飾や、蓮の花のアロマに着目したコスメ製品を開発し、「土浦のハス」として全国にPRし、地域活性を図ります(図8)。 以下のように、6次産業化ではレンコンだけでなく蓮全体に着目し、新たな価値を創出します。
1次…レンコン(蓮)栽培
2次…レンコンの加工食品製造、製品開発(コスメティック・バス用品など)
3次…蓮の花観光名所「はす工房」の設置、蓮の花商品として全国展開



若い力で地域活性




土浦には数多くの高校や各種大学が存在し、地域活性に向けた提案をいくつも行っていいますが、それが実際に実現する例はあまりありません。そこで6次産業化団体が窓口となり、そのような若い世代の発想を実際に農家や企業と結びつけます。

なお、6次産業として事業をおこすための資金や技術的等の不足面は、国の支援機構や各種金融機関の支援によってカバーします(図9)。