Tsuchiura Leadership Program

【目的】
小中一貫教育の9年間に「まちづくりリーダー」をはぐくむような「まちづくり学習」を取り入れ、
子供たちに「郷土愛」を育むとともに、社会問題の発見や解決などの場面において必要なスキル・ノウハウを習得し、
土浦でのまちづくりだけでなく世界においても通用し、リーダーシップを発揮できる人材の養成

【 【背景】
土浦市内でも特に地域のまちづくりに積極的な活動をしている神立商工振興会へのヒアリングから、
地域のまちづくりには、プロジェクトを立ち上げ、人を集め、実行する、リーダーシップのある人材が不可欠であると実感した。
市内には土浦のまちづくりについて、何かしらの考えや意見を持つ人は少なくなく、
地域団体も存在するが、中心市街地の歴史まちづくりなど、効果的にまちに反映されていない活動が目立ったため、
それらの人材をまとめ上げ、率先して活動を行えるような環境づくり、能力の育成が不可欠である。
「まちづくりリーダー」に求められる能力は「行動力がある」「コミュニケーション能力が高い」
「イベント等の企画・立案能力がある」「発想の柔軟性が高い」「意見の調整能力が高い」となっているが、
「専門性がある」は必要とされておらず、さらにこれらは「行動力」を除いてスキルレベルのものが多く、
訓練をすることで向上する可能性が高い。
現状、地域で育った人がまちづくりリーダーを務める組織・団体が多く(約 64%)であり、
その地域に生まれ育った人がリーダーとして頑張る姿が見える。
 市が平成30年から開始する小中一貫教育の基本方針である目指す生徒像では
「① 他者の考えを尊重したり様々な情報を適切に活用したりしながら、自分の考えをもつことができる児童生徒」
「目的に合った表現方法で、自分の考えを分かりやすく伝えられる児童生徒」
「社会のルールやマナーを尊重し、思いやりのある生き方ができる児童生徒」
が挙げられている。

【提案】
具体的なプログラムはパンフレットを参照。

【将来目標】
小中学校での「まちづくり学習」を通じて、”土浦”への愛郷心を持った子供たちが、
将来的に地域をよりよいものにする活動に関心を持ち、積極的に参加する市民となり、
一人一人が価値のある地域資源、コミュニティの一員として地域の社会力を向上させる。
学びの資源を学内にとどめないことで、ほかの世代にとっては世代間交流・生涯学習の場、
地域の人にとっては魅力再発見・再発信の場、行政にとっては市政の見直しの場、となる。
また、まちづくりにとどまらず、あらゆる社会問題の発見や解決などの場面において、
「まちづくり学習」を通じて習得したスキル・ノウハウを活かし、
世界においてもリーダーシップを発揮できる人材となる。

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