中城ぎゅっとスポット事業
【目的】
中心市街地に宿場町をテーマとした「ぎゅっとスポット」を設置することで、
中心市街地の様々な立場の人や散らばっている魅力をぎゅっと寄せ、賑わいをもたせる。
【現状と背景】
中心市街地の商店街の衰退が地域コミュニティの衰退から、
地元住民や商店主は、中心市街地に人を呼び込みたいと感じている。
その一方で、中心市街地の新規住民や観光客にとっては、
地域コミュニティや地元商店に入りづらいと感じている。
中心市街地では各種イベントが月に1度以上の頻度で開催されているが
その賑わいは地元商店には反映されていない。
また中心市街地部では歴史的まちづくりが行われているが
点での整備にとどまっている部分があり、
連続性には欠け駐車場などで景観が分断されている。
【提案】
ルート沿いに計12カ所のぎゅっとスポットを整備する。
ぎゅっとスポットの役割は以下4点である。
・景観の統一。12のぎゅっとスポットはすべて宿場町をテーマにしたもので、
かつて宿場町に存在した建物などを再現したものにする。
駐車場や空き区画などをぎゅっとスポットで埋めることで、
通りとしての一体感を出す。
・商店への窓口として平常時からぎゅっとスポットに近隣数十メートル圏内の商店の情報を掲載する。
周辺環境にあわせた個々の役割ももたせる。
駅前ならば案内板、パン屋さんやお菓子屋さんの近くならばイートインスペース、等。
日々の利用から、周辺の商店へ一歩踏み入るきっかけをつくる。
・平均して月に1回以上行われる各種イベントを街全体でバックアップする。
イベント前一ヶ月程度の期間、イベントの主体者は12のぎゅっとスポットを広告媒体として利用する。
お祭りムードを店の中に仕舞ってしまうのではなく、ソトのぎゅっとスポットにも展示することによって
外部の人にも地域全体でお祭りを感じさせる。
イベントの活気を地域に還元する。
・維持管理によるコミュニティ形成。
イギリス発祥のTCMという考えに基づいて運営を行う。
「まちづくりリーダー」を中心に、地元住民や商店主などが集まったTCMが
ぎゅっとスポットを運営し、行政は初期投資や資金提供などを行う。
さらにイベントや祭りと絡ませることで、
周辺住民だけでなくイベントの関係者や参加者とのコミュニティも形成する。
【将来目標】
古くからの住民や商店と新規住民や観光客、
それから各種イベントのにぎわいと歴史まちづくり、
これらをぎゅっと寄せてつなげ、土浦市の顔である中心市街地に活気をもたせる。