5-2 交通重点整備計画

5-2-1 背景

  市内を南北に国道6号と常磐自動車道、東西に国道125号が走るのに加えて、国道354号や学園東大通りなど幹線道路も集まっており、自動車交通網は充実している。しかしながら、これら幹線道路を中心に、通過交通と域内交通の集中で渋滞が慢性化し、利便性を大きく損ねている。
  また、公共交通においても、南北にJR常磐線が走り、その駅を結節点として路線バス網が発達している。土浦駅周辺の中心市街地には循環バスが、また、市内の高齢者向けには乗合タクシーが運行されている。しかし、路線設定や運賃設定が利用しづらいものとなっている。
  したがって、公共交通の利用促進で交通集中を緩和するとともに、これから増加していく高齢者など交通弱者への配慮を行う必要がある。

5-2-2 目的

  地域の現状に合った利便性の高い交通網の整備を行い、道路渋滞の緩和や交通弱者への配慮を行うとともに、地域内や地域間での交流を活性化させる。

5-2-3 施策内容

(1)公共交通網の整備

  市内には様々な特徴を持った地域があり、それぞれの地域に合った公共交通網を整備する必要がある。既存の鉄道・バス路線周辺では、既存路線と一体的に運用し、民間で不足する分を市が補う形で既存路線との共存を図る。
  中心市街地や住宅集積地では短路線かつ多頻度の循環型コミュニティバスで近距離移動での利便性を高めるとともに、拠点中心の活性化を図る。その他の地域では予約のある停留所のみを回るオンデマンドバスや同一方向の利用者をまとめて運ぶ乗合タクシーを活用し、低密度地域での利便性の向上を図る。(図5-3)

土浦市人口密度
図5-2:人口密度

土浦市公共交通網の整備計画
図5-3:公共交通網の整備計画


(2)利用促進施策

  どこへ行くのにも便利な運賃、運行設定にするとともに、市民への周知や意識改革によって利用促進を図る。
  運賃については、乗り継ぎ割引券を発行し乗り継ぎ先の運賃を半額とすることや、地域通貨で運賃を支払えるようにする。路線やダイヤについては、既存交通機関との重複を避け、交通網の空白地帯を埋めるように設定するとともに、乗り継ぎ拠点では他の路線やパーク&ライドを考慮する。
  また、市民への情報発信方法としては、高齢者や転入者に対しては路線図や時刻表などの紙媒体、買い物客などのライトユーザーには街頭のタッチパネル式案内板や統一された標識、通勤や通学などでのヘビーユーザーには携帯電話を使ったインターネットでのロケーションシステムや乗換案内というように、ターゲットを絞ったものを行う。

土浦市乗り継ぎ割り引き
図5-4:乗り継ぎ割り引き


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