第2章 基本方針2.1. コンセプト都市計画マスタープランを策定するにあたり、以下のコンセプトを設定した。
現在、土浦市はさまざまな問題を抱えている。一方で歴史・自然・立地や市民活動といった資源がある。こうした市内の資源を活用し、20年後の土浦市民の生活環境の向上を図ることを最終目的としたマスタープランを提案する。 2.2. "Tsuchiu Life" styleの方針マスタープランの策定にあたり、生活者の視点から土浦が抱える問題を見ていくと、車に依存する都市構造、農業地域での後継者問題、医療サービスの地域間格差、中心市街地の空洞化といった課題がある。一方で資源としては、町内会の組織率が比較的高いことや地域の防犯活動といった市民の手で展開される活動が活発であることは特筆できる。 続いて地域別に課題と資源を見ていくと、中心市街地では、郊外型のショッピングセンターの進出や、自動車でのアクセスが不便であることなどから商業機能の衰退が著しい。ただ、亀城公園やまちかど蔵などの歴史的な資源が点在していることが特色である。また、新治や神立の各地区ではレンコンや花きに代表される農業が盛んであるが、公共交通が不便であることや農業の担い手の高齢化が大きな課題といえる。荒川沖地区はベッドタウンの色彩が強く、モノやサービスの大きな消費地と言える。こうした現状を踏まえて私たちは図2-1のような枠組みを提案する。
私たちが土浦の資源であると判断した「農業」、「商業」、「市民活動」という3つの軸を、新たな取り組みや政策によって効果的に結びつけ、有効に活用することを目指す。軸どうしの結びつきは地域内外での人々の交流につながり、人々のライフスタイルにもよい影響を与えると考えられる。こうした流れを通して、現在の土浦が抱える課題の解決を図り、20年後を見据えた生活環境の向上を図る。 |