第1章 土浦市の概要 (1)1.1. 土浦市の現状まず、土浦市の大まかな現状を見ていくことにする。他の市町村との比較やごく簡単な将来予測も交えて、土浦市の姿を多角的に確認していきたい。 1.1.1. 人口土浦市の人口は2008年11月1日現在の推計で143,819人である。2000年ころまでは増加を続けていたが、それ以降は緩やかな減少に転じている。
図1-1 コーホート分析法による土浦市の人口予測 図1-1は2025年までの人口変化をコーホート法で予測したものである。 やはり緩やかな減少傾向が見られ、2020年にはおよそ131,000人、グラフにはないが2030年にはおよそ119,000人の水準まで減少するという結果になった。 1.1.2. 教育
図1-2 総人口に対する学生数の比率 市内には20の小学校、9の中学校(うち私立は1)、8の高等学校(うち私立は3)、2の大学・短期大学(共に私立)の他、各種専門学校や養護学校などがある。 特に高校へは市外から通う学生も多い。 図1-2は市内の小中高校(全日制・定時制)の在籍学生数を、人口で除した割合を示したグラフである。 県全体、あるいは県内主要市町村と比較しても、土浦市の児童・生徒数の比率はかなり高いということがわかる。これは土浦ならではの強みといえる。 また、市内では生涯学習の充実が図られており、県南生涯教育センター(URALA 5階)や亀城プラザ(中央2丁目)などでは各種講座・セミナー等が行われている。 1.1.3. 産業市内の産業は中心、新治、神立、荒川沖の4地区ごとに特徴がある。図1-3は各地域の特徴を簡単にまとめたものである。地区ごとに特徴を概観していきたい。
図1-3 地域ごとの産業の特色 まず中心地区は商業が主体でURALAや中央大通り商店街などがある。 しかし、西友や小網屋をはじめとする大型店の撤退がここ20年で相次いだことや、郊外型店舗・ロードサイドショップの増加などにより、空洞化が進行している。 南部の荒川沖地区はベッドタウンとしての色彩が強い。 ただ、荒川沖駅前にはショッピングセンター「さんぱる」が営業しているほか、 国道6号線沿いにはロードサイドショップが並んでいることから、産業としては商業が目立つ地区といえる。 しかし、中心地区や隣接するつくば市の中心部ほどの求心力はない。 北東部の神立地区は農業と工業がメインである。 霞ヶ浦沿岸では湖水を生かしたレンコン栽培が盛んであり、生産量全国トップの原動力になっている。 また、北側のかすみがうら市と接する区域には工業団地があり、日立建機やコカ・コーラなどの大工場が操業している。 北西部の新治地区では農業が盛んである。 稲作や野菜、花きの生産がメインとなっており、地区を通る国道125号線沿いには田園風景が広がる。 また、小野小町がこの地で没したという伝説にちなんだ観光施設「小野小町の里」があり、週末にはそば打ち体験を楽しめるなど、観光地の側面も持っている。 1.1.4. 犯罪発生状況
図1-4 市内での犯罪発生件数の経年変化 図1-4は市内の犯罪の発生状況を示したものである。 市がホームページなどで犯罪発生状況を情報提供し、市民の防犯活動に役立てられている。 自主防犯組織の結成数は県内最多であり、160町内で約5700人の人々による防犯ボランティア活動が行われている。 その成果が2004年以降の犯罪の減少となって現れている。 1.1.5. 観光土浦市の観光スポットは、大きく分けて歴史的資源と自然資源の2つに大別できる。 歴史的資源としては、城下町として、また宿場町、水運の要衝として栄えた歴史から蔵作りの建物が残っており、 蔵を再生させた「土浦まちかど蔵」や寺社仏閣、土浦城址(亀城公園)などが中心市街地にある。 また、先述のとおり、新x治地区には「小野小町の里」が整備されている。 自然資源としては霞ヶ浦をはじめ宍塚大池などの水辺や筑波山麓の観光農園などが挙げられる。 また、土浦市では10月の花火大会を始め、年間を通じて各種イベント・祭り等が盛んに開催されている。 |