7.総括 ■7−1.ライフスタイルの提案
これまでに挙げた施策を十分生かす、市民のライフスタイルの提案を行った。

とある家族の週末@
・父、母、子ども2人(7歳女、5歳男)の4人家族
・土浦駅周辺地区在住
6:30 父 ランニング、母 朝食の支度
9:00 霞ヶ浦総合公園までサイクリング
12:00 昼食(ピクニック)
13:00 霞ヶ浦でバードウォッチング
15:00 国民宿舎「水郷」で入浴
17:00 帰宅
18:00 キララバスで中心市街地へ
18:30 地産地消の店で夕食
20:00 帰宅
22:00 安眠
霞ヶ浦総合公園など、霞ヶ浦の自然を楽しむライフスタイルの提案を行った。また、中心市街地での買い物・食事を楽しむなど、生活に商店街をうまくとりいれた。


とある家族の週末A
・70代後半の老夫婦
・新治在住
・健康で長生きしたい
・セカンドライフを満喫したい
5:00 2人でウォーキング
9:00 健康教室に行く
11:00 孫来る
12:00 そば屋で昼食、果物狩り
14:00 小野小町の里で農産物を購入
16:00 孫を連れて史跡巡り
18:00 夕食(先程購入した農産物を使用)
20:00 孫帰宅
21:30 安眠
孫が遊びに来た日のプランを考えた。新治の豊かな資源を子どもたちに紹介し、親しんでもらうようなプランにした。




■7−2.まとめ
これまでに述べたような施策により、土浦市民の生き生きとした生活の実現を目指す。

(図35:まとめのフレーム)
さらに

図36:げんきUPコミュニケーション)
このように人と都市の関係を良好なものに発展させることができる。



■7−3.今後の展望  ヘルシーライフ都市つちうらの実現にあたり、今後更なる検討が必要である。市民のニーズ調査や、計画の費用総額の細かい算出など施策の妥当性の検討等、多くの課題がある。
以下に各提案の課題・検討の余地を述べる。
・スポーツ
どれくらいの市民が自主的にジョギングなどを始めるという施策の効果の事後評価が行いにくい事が問題である。また、日ごろの運動から遠のいてしまっている高齢者にとっては自主的な運動というものは、取り組みにくい。
・霞ヶ浦
霞ヶ浦の自然の魅力だけでどのくらいの集客効果があるのかという検証をする必要がある。水郷の経営向上に対する施策である「安眠安食プラン」についてももっとつめていく余地がある。
・中心市街地
活気のある地方中心都市の市街地に必ずある、百貨店が撤退してしまったことによる損害をどのように埋めるのかという課題がある。また、回遊性を高めるような施策の提示が必要である。
・きらりんネットワーク
きらりんネットワークの問題点は、電気機器に慣れていない高齢者世代への普及である。ネットワークの活用にはインターネットと携帯電話の知識が欠かせない。この問題をいかに解決していくことかという検討が求められる。
また、行政主体のまちづくりではなく、市民主体のまちづくり実現にむけた取り組みが求められる。そのためには、市民の地域活動の活性化や自治意識の顕在化を促すような施策が必要である。
以上のような課題は残っているが、私たち3班は、「土浦市民の生活がいきいきと輝くように」との願いをこめて健康を軸としたマスタープランの提案を行った。20年後の土浦市が更なる発展を遂げ、市民が益々充実した生活を送れることを期待したい。



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