4−1 重点プロジェクト@「中心市街地」

(1)現状の問題点とまちづくりの方向

 

 霞ヶ浦との関係が希薄で、湖に近接しているにもかかわらず、そのことを感じられる機会が少ない。その関係を改善するために、駅の東西を結ぶ交通を整備し、霞ヶ浦から中心市街地への連続性をつくる。

 

モール505周辺に人が少なく、閑散とした雰囲気が生まれている。夜や水を活かしたまちづくりを行うことにより、特徴ある街の創出を企図し、周辺地域からの人の流れを生み出す。

 

現在、夜の中心市街地は、桜町に代表される成人男性向けの風俗営業が多く、偏りのある利用のされ方となっている。この偏りを解消し、中心市街地をより多くの市民の場とするため、誰もが楽しめる多様な「夜」のコンテンツを新たに設置し、魅力的な「宵まち文化」を土浦に根付かせる。

(2)施設計画

運河と船着場

 霞ヶ浦から駅西口の丸井のそばまで運河を建設し、船着場を整備し、水辺の雰囲気を感じる空間をつくる。癒しの軸上で運行される船の発着を市街地近辺に持ってくることにより、モール505方面へのひとの流れを生み出す。

 

16運河のもたらす人の流れ

 

 

写真18:運河構想地

 

 

写真19:駅西口から運河構想地をのぞむ

 

 

写真20:運河構想地から市街地をのぞむ

 

 現在、「にぎわい広場」として利用されているところ(事業主体・土浦市)に運河がつくられる。


A商業施設

 運河をのぞむ位置に滞留型のテナント(書店、オープンカフェ、レストラン等)からなる商業施設を整備する。


17:運河断面

B屋台スペースの確保

イトーヨーカドー跡地を屋台のための空間とする。船着場と隣接するかたちで水際の屋台村を形成する。

写真21:屋台村構想地


C モール505の再整備

 空き店舗を演奏会や個展など市民の小規模な文化活動ができる場として改修する。発表の場としてだけでなく、練習室や会議室、資料室や倉庫も併設し、準備の場も整備することによって市民の文化的活動の拠点となることを目指す。


図18:「モール505」現状の模式図

図19:「モール505」再整備後の模式図

(3)実施計画

@ 夜の交通手段の確保

時間を気にせず宵の街でのひとときを楽しめるように、夜間の帰りの足を充実させる。

具体策「ふくろうバス」
   中心市街地商店街の各店が出資し、昼間運行されている福祉バスの車両を使った帰宅の足を提供する。出資した店の利用客は無料で乗ることができる。

A 屋台開業の支援

屋台村の屋台は市民に限定せず誰でも出店でき、飲食店のガス・水道施設のほか、屋台自体も希望すれば行政が用意したものを使うことができるようにする。それによって資金のない開業希望者を支援する。

B 市民サポーター制度の確立

運河はまちの共有財産として位置付け、建設にあたっては市民サポーターという形で広く資金の提供を募る。また、仕上げ工事は市民の手によって行なうことができるようにする。

C 屋形船の運航

 屋形船は運河周辺の商店組合保有のものとし、湖上がその出張所となる。夏には屋形船に食材を積み込み、納涼船として霞ヶ浦にくりだす。

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